

シカゴシビック交響楽団
6月6日に行われたシカゴ・シヴィック・オーケストラとの演奏会が無事に終了しました。 今回のプログラムはシェイクスピア没後400年記念ということで、BerliozのBéatrice et Bénédictや、VerdiのFalstaff、さらにはWaltonのTroilus and Cressida(トロイラスとクレシダ)といった、普段はあまり上演されない曲も入っていて、非常に新鮮でした。 私が歌ったのはAmbroise ThomasのHamletからの2重唱で、Doute de la lumière. シェイクスピアの数ある役の中でも屈指の難役として知られるハムレットですが、その複雑な心理を演じながら歌うというのはとても大きなチャレンジでした。しかしオーケストラとマエストロ、アンドリュー・デイヴィス氏の素晴らしい演奏に支えられ、2重唱は成功し、演奏会は大盛況に終わりました。 何よりこの美しいホールで、そしてあこがれのシカゴ交響楽団のホームでリハーサル、本番、レセプションと時間を過ごせたことをとても嬉しく思います。 終演後にはシビックの団員とも交流


夏の演奏会シーズン始動!
アメリカでは多くの学校と同じように、9月からシーズンが始まり5月頃に年度が終わり、それから長〜い夏休みに入ります。僕も音楽院時代は、この夏を使ってヨーロッパの講習やプログラムを受けたり、アメリカやヨーロッパの音楽祭に歌いに行ったりしました。 我がシカゴ・リリック・オペラもご多分に漏れず、夏は劇場がオフ・シーズンに入り、研修生はレッスンやコーチング等、来シーズンの準備とは別に、シカゴのコンサートホールでの演奏会や、研修所オペラ公演、さらに夏の野外音楽祭といった、シーズンとはひと味違う活動をしています。 第一弾は来週、シカゴ・シヴィック・オーケストラとのガラ・コンサートがあります。 シカゴ・シヴィックとは、シカゴ交響楽団の訓練生オーケストラで、ちょうど僕らリリックの研修生と同じような組織に当たります。 曲目はHamletやFalstaffなど、シェイクスピアを基にしたオペラの抜粋が中心です(シェイクスピア没後400年記念のため)。僕はHamlet役として二重唱などを歌います。 6月末は研修生によるオペラ・シーン(試演会的なイベント)があり、僕はエフゲ